パソコンに大切なデータを保存している人はきっとかなりの数に上ると思います。人に見られたくないデータや、大切なパスワード、その他諸々の個人情報がきっとパソコンの中だけに存在しているのでは無いでしょうか?きっとパソコンに保存しておけば安全だと思っているのだと思います。
確かにパソコンは一定のセキュリティが保たれているため、秘匿したい情報などを保存しておくのに向いています。しかし一方でデータが取り出せなくなるというリスクが、常に付き纏っていることを決して忘れてはなりません。
精密機器であるからこそ、振動や水漏れといったことに非常に弱く、また機械部品が多く使われているために故障のリスクは非常に高いのです。また人為的なミスに依るデータの損失も十分にあり得る話です。
世の中には故障したパソコンからデータを取り出してくれる専門の業者もいますが、なかなか高価なうえに必ずデータが取り出せるとは限りません。ですから常にデータはバックアップをとっておくことが非常に重要なのです。
またパソコンそのものにデータを保存するのでは無く、メモリカードにデータを保存している人もいるかと思います。しかしメモリカードもパソコン本体と同様に故障する可能性があるものです。
よくある例としては、何度も使用しているうちにメモリカードの金属部分が劣化してしまい読み出せなくなるというものです。またメモリカードは可搬性が高いという大きなメリットがある反面、ついうっかりというシチュエーションで簡単に読み出せなくなるものです。
具体的に言えば、磁石の傍に置いてしまってデータが壊れることがありますし、ポケットに入れたまま洗濯してしまい読み出せなくなることもあるのです。またポケットに入れたまま座ったことで物理的に壊れるケースもあります。
パソコン本体にしてもメモリカードにしても、必ず故障して大切なデータが読み出せなくなるリスクがあります。このことを前提として、データを無くしてしまわないために備えることがパソコンの利用には必須なのです。