パソコンという難解なモノを理解し、そこに書かれているスペックがどのようなものかを把握するためには、パソコンを構成している主要なパーツの役割を理解することが大切です。ここでは特に重要となるCPUとメモリについて解説します。
まずCPUは人間で言うところの頭脳に相当するものです。他のパーツから送られてきた情報を元に計算を行い各種の判断をしています。このためCPUが遅いとパソコンの処理速度が低下することになります。要はパソコンが備える基本的な能力を決定するパーツになるため、パソコンの購入においてCPU選びは非常に重要なファクターとなるのです。
次にメモリについて説明します。メモリはパソコンに電源が入っているあいだだけ有効な記憶媒体になります。特徴としては非常に高速なことがあげられます。対比されるのがハードディスクなどの電源を切っても記憶してくれる記憶媒体ですが、こちらと比べるとまさに桁違いに高速であることが特徴なのです。
反面、メモリはハードディスクなどと比べると容量あたりの単価が高いものですから、それほど多くの容量を積むことは出来ません。しかしパソコンが動いているあいだは常に使われているものであり、またCPUに対してデータを送るためにも使われるため十分な容量を確保してあげる必要があります。メモリが不足してしまうとパソコンの起動が遅くなったり、画面が固まったようになることもあります。
CPUとメモリの他に重要となるパーツとしてはハードディスクがあげられます。こちらはメモリと違って長期保存が可能な記憶媒体になります。ハードディスクは必要な容量を確保することが重要ですが、最近では外付けハードディスクなどを利用できることもあり、それほど気を使う必要は無いかもしれません。
むしろパソコンを利用するにあたっては、インターネットからのウイルスの侵入を防ぐためのウイルス対策ソフトの導入の方を気にすべきでしょう。犯罪などのトラブルに巻き込まれないためにも、ウイルス対策ソフトは必ず導入してください。無料のものと有料のものがありますが、サポートなどを考えると有料のウイルス対策ソフトの導入が好ましいです。